一般に、能では男性の老人の面を、「尉」とよびますが、尉の文字は火斗(ひのし)アイロンのような物で、布の皺をのばす意味から、天下を安んずと言う意味になりまた「尉」はその中の衛府の三等官に用いる字で室町末期から使われるようになり、それ以前は「じょう」とかな書きであった。しかし江戸時代の荻生徂徠によれば丈は杖をついて現われる老人に相応しいことから「尉」は「丈」が正しいのではと言う意見もあり、定かでは無いが、「尉の位の楽人の舞う年寄り」から老人と「尉」が結びつくようになったとも、言われる。 翁の脇能の曲目に使われ、翁の祝賀をさらに具体化した面とも。尉も人間以上の神や精霊を具象化した面 |
尉系 | 和彩色仕上 | ペイント仕上 | 使われる能曲 |
小尉 (こじょう) |
小尉 | 高砂、難波、蟻通 | |
笑尉 (わらいじょう) |
笑尉 | 須磨源氏、絃上(げんじょう)阿漕(あこぎ)、善知鳥(うとう) | |
三光尉 (さんこうじょう) |
三光尉 | 鵜飼、頼政、兼平、遊行柳(ゆぎょうやなぎ)絃上(げんじょう)、実盛(さねもり)、竹生島(ちくぶしま)、和布刈(めかり)融(とおる) | |
皺尉 (しわじょう) |
皺尉 | 舞尉の小名 | |
古皺尉 (こしわじょう) |
古皺尉 | 舞尉の小名 | |
阿古父尉 (あこぶじょう) |
阿古父尉 | 綾鼓(あやのつづみ)、天鼓(てんこ)木賊(とくき)、三笑(さんしょう)、唐船(とうせん)、 | |
舞尉 (まいじょう) |
舞尉 | 老松、放生川(ほうじょうがわ)、白楽天、遊行柳(ゆぎょうやなぎ)、西行桜(さいぎょうざくら) | |
石王尉 (いしおうじょう) |
石王尉 | 老松、西行桜(さいぎょうざくら) | |
朝倉尉 (あさくらじょう) |
朝倉尉 | 八島(やしま) |
翁系 | 女系 | 男系 | 尉系 |
怨霊系 | 神霊系 | 鬼神系 | 狂言面 |
郷土面 | 鬼面 | 狐面 | 天狗面 |
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