まるで未確認生物か何かのような規格外の大きさを誇る巨大ヒグマだが、実は日本には古来から巨大クマの伝説が各地に残っています。立派な妖怪とみなされ恐れられているものもあります。 江戸時代の「絵本百物語」には馬を軽々と担ぐ怪力と巨体を誇る「鬼熊」という妖怪が紹介されている。それによると、歳経た大型の熊は後に人のように後足で立って歩く「鬼熊」になると考えられていた。 「鬼熊」は夜更けになると里に下りてきて、牛馬を引きずり出して食らうとされ、小さな獲物ならば手のひらで押しただけで死んでしまうという。力の強さは人の何倍もあり、幅が(約1.8?2メートル)はある岩を投げ落とす様が目撃されたこともあったという。 江戸時代、享保年間に捕獲された鬼熊の毛皮は六畳分もあったそうで、まるで馬のような妖怪だといえる。 北海道でも、人を襲うヒグマは鬼熊と別の名前で呼んで恐れていたり、またアイヌの人々は人よりはるかに大きく力の強いクマを「キムンカムイ(山の神)」として崇拝し、人に害をなすクマを「ヌプリケスンプリウェンクル(山裾の悪者)」と呼んで恐れていたという。 |
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SP-64J | 鬼熊面 | 108,000円 |
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